Chapter5 Webアプリケーションの基本(05〜08)
05 Webクライアント
#Webクライアントとは
ユーザーとWebサーバーとの橋渡しを行い、Webシステムを利用するためのプログラム
#Webブラウザとは
Webアプリケーションを利用するためのWebクライアントとして最も使われているもの
#クライアントプログラムとは
Webブラウザでは利用できないものや、十分に機能を活かせないものに関しては専用のクライアントプログラムになる。
パソコン用であれば、デスクトップアプリ、スマートフォンようであればスマホアプリと呼ばれる。
06 アプリケーションサーバー
#Webアプリケーションとは
Webアプリケーションの中核となる業務処理を行うプログラム
動作させる機器にはサーバーサイド・スクリプトを動作させるためのメモリ容量やCPU性能が重視される。
#セッション管理機能
アプリケーションサーバーはクライアントごとに発行したセッションIDを通信データに含めることによって、同じクライアントからの通信を一つのセッションと呼ばれる単位で判別し、各クライアントのログイン状況などを把握する。
クライアントのログインからログアウトするまでの一連の通信がセッションであると考えるとわかりやすい。
#トランザクション管理機能
セッションの中で行われる一連の作業の最小単位をトランザクションと呼ぶ。
トランザクションの中には複数の処理が含まれているが、HTTPの通信は1リクエスト・1レスポンスで成り立っているため、アプリケーションサーバーはそれら複数の通信を1つのトランザクションとしてまとめて管理する。
07 データベース管理システム
#データベース管理システムとは
DBMS(Database Management System)のこと
DBMSを搭載したサーバー機器を一般にDBサーバーと呼ぶ
データ消失への対策の重要
#冗長化とデータの同期
データベースにとって保持するデータの保全は非常に重要なため、DBサーバーも基本的に冗長化構成をとる。冗長化方法は「ミラーリング」、「レプリケーション」、「シェアードディスク」がある。
①ミラーリング・・・データの更新命令を受けたDBMSが複数のデータベースに対して同時に同じ更新処理を行うこと
②レプリケーション・・・データの更新命令を受けたDBMSが更新内容を別のDBMSに連携し、連携を受けたDBMSが同じ内容の更新を自身の管理するデータベースに実施する。
③シェアードディスク・・・データベースを共用の機器にもち、複数のDBサーバーからそれを更新します。
08 キャッシュサーバー
#キャッシュサーバーとは
リクエストに対するレスポンスを覚えておくプログラム
動画といったコンテンツのキャッシュをコンテンツキャッシュ、DBMSのデータ検索要求の結果のキャッシュがクエリキャッシュ
#キャッシュの有効期限
キャッシュには有効期限を設定して起き、いったん記憶してもその期間が過ぎればキャッシュサーバーからその情報をクリアし、再度新しい情報を記憶し直すようにしておく必要がある。
#CDN(Contents Delivery Network)
CDNは世界各地に分散して配置されたキャッシュサーバーの集合体
CDN全体として1台キャッシュサーバーように動作する。
by Raumi-