Chapter3 HTTPでやりとりする仕組み(1〜4)
・HTTPがどのようにしてWebサイトの閲覧を実現しているのか
・HTTPだけでは実現できない、現在のWebサイトの仕組みを支える技術
01 HTTPメッセージ〜HTTPでやりとりするデータの構造〜
HTTP(HyperText Transfer Protocol)……HTMLなどのテキストファイルや、画像などのコンテンツをやりとりするときに使われるプロトコル
●HTTPメッセージによる「要求」と「応答」
HTTPではほかのクライアント/サーバーシステムと同様に、クライアントであるWebサーバーがその要求に対して応答を返すといった単純なやりとりを繰り返すことで、Webサイトの閲覧を可能としている
HTTPメッセージ……HTTPにおいて、WebブラウザとWebサーバーでやりとりする際に利用されるデータ形式。Webブラウザがどういったデータを欲しいのかという要求をWebサーバーに伝えることができ、またWebサーバーもHTTPメッセージを利用してWebブラウザの要求に対する応答ができる
●2種類のHTTPメッセージ
HTTPレスポンス……Webサーバーからの応答
●HTTPリクエスト
メッセージボディ……Webページ内のフォーム欄などに入力したテキストデータなどをWebサーバーに送る
●HTTPレスポンス
HTTPレスポンスは、「ステータス行」「メッセージヘッダー」「メッセージボディ」の3つに分けることができる
メッセージヘッダー……Webサーバーの種類や、送信するデータの形式などの付加的な情報を記述
HTTPリクエストとHTTPレスポンスのやりとりを繰り返し行うことで、Webサイトを閲覧できる
03 HTTPメソッド〜Webサーバーへの要求の種類〜
●「GET」と「POST」の違い
データの送信方法が異なる
GETメソッド……URLの後ろに送りたいデータを付与して送る
POSTメソッド……HTTPリクエスト内のメッセージボディ内にデータを含めて送る
04 ステータスコード〜応答結果の種類を表す数字〜
●ステータスコードの分類
5つに分類される
・100番台……HTTPリクエストを処理中であることを通知
・200番台……HTTPリクエストに対して、正常に処理した場合に通知
・400番台……クライアント(Webブラウザ)のエラーであることを通知
・500番台……Webサーバーのエラーであることを通知
担当:やし